草間彌生作品の高額買取のために知っておきたいこと

草間彌生は、日本のみならず世界で成功した現代美術家の一人であり、その作品は国際的な美術品市場で高い評価を受けています。

高額査定を望むのであれば、作品の真贋、保存状態、来歴など、様々な要素を理解しておく必要があります。

作品ジャンルごとの買取の傾向

草間彌生の作品は膨大な数にわたり、しかもジャンルに囚われません。作品のジャンルによって、買取の傾向も変わってきます。

以下に、それぞれのジャンルの買取傾向をまとめます。

絵画作品

絵画作品の中でも、大型のキャンバス作品は特に高額査定の対象となります。

特に期待できるのは、キャリアのごく初期から手掛けている「無限の網」シリーズや「かぼちゃ」シリーズ。なかでも1960年代から1970年代の作品は市場価値が高い傾向にあります。

近年の作品でも、大型作品ほど高額で取引されることが多く、制作年代とサイズが査定の重要な要素となります。

版画作品

シルクスクリーンやリトグラフなどの版画作品は、もっとも流通量が多く、需要も安定しています。

査定額の相場にかんする情報も手に入りやすく、買取で失敗しづらい側面があります。やはり、かぼちゃをモチーフにした版画が人気で、高額査定が期待できます。

ドローイング・水彩画

希少性の高い一点モノの作品として、ドローイングや水彩画も高く評価されます。

ただ、国際的な人気作家であるだけに、贋作が多数出回っています。オリジナル作品の場合、登録カードがあれば真作の可能性は高まりますが、カード自体が偽造されるケースもあり、油断できません。

本人で照会・登録することも可能ですが、信頼できる買取業者が身近にあるのであれば、そちらに相談の上で手続きを進められることをおすすめします。

立体作品(彫刻)

かぼちゃのブロンズ彫刻やFRP作品などの立体作品も、富裕層を中心に人気があります。

絵画や版画作品以上に、所有証明や展示履歴、限定数を証明する書類が重要。材質によって劣化の具合にも違いが出るため、買取の前に諸情報をきちんと整理しておくことが大切です。

査定額が変動する要素

作品ジャンルの他にも、買取価格に影響する要因があります。参考情報として、代表的な項目を以下に挙げます。

モチーフ

やはりもっとも人気の高いモチーフは草間彌生の代名詞とも言えるかぼちゃ、そして水玉模様です。これらは世界的にも評価が高く、これからもこのモチーフの作品の人気が衰えることはないでしょう。

かぼちゃ以外では、レモンスカッシュ、ハイヒールをモチーフにしたシリーズも安定した人気を誇っています。

保存状態

草間彌生作品に限った話ではありませんが、保存状態は査定額に大きく影響します。

例えばシミやカビの有無、色褪せ、日焼けなどです。ただし、それを自身で修復しようとすると、ほぼ確実に状態を悪化させます。劣化や損傷は無理に隠そうとせず、悪化しないように環境を整えることが大切です。

希少性

一点ものの作品はもちろん高額査定がつきやすいですが、版画作品であっても数が限定されている作品、サインのある作品は高評価されやすい傾向があります。

登録カードの有無

草間彌生作品には、株式会社草間彌生による公式の登録制度があります。これは作品がオリジナルであることを証明するためのもので、登録済みの作品には登録番号、作品タイトルなどが記載されています(※版画等のエディション、グッズ、非売品、記念品等は登録の対象外です)。

オリジナル作品であっても未登録の作品はありますが、買取に関して言えば、登録カードのついた作品の方が高額査定が期待できます。

また、もし登録カードがない場合は、作品の入手経緯などをまとめておくと良いでしょう。必ずしも高額査定が期待できるとは限りませんが、話をスムーズに進められる可能性が高いです。

タイミング

国際的に人気のある作品の買取査定額は、タイミングによって大きく変わります。単純な需要の加減だけでなく、為替や各国の政治・経済情勢が関わってくるからです。

また、作家が何かの賞を受賞したり、展覧会が高く評価されるなどの要因によって査定額が上振れするケースもあります。

これから上昇するのか、下降するのかは、専門家であっても予測が難しいものです。信頼できる業者を見つけ、その時々で情報収集をして判断するしかありません。

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